リリースノート¶
- CHANGE
後方互換性のない変更
- UPDATE
後方互換性がある変更
- ADD
後方互換性がある追加
- FIX
バグ修正
2025.1.0-canary¶
メジャーアップデート
- リリース予定:
2025 年 6 月 19 日
重要
Sora 2024.2.x から 2025.1.x への移行については 2024.2.x から 2025.1.x への移行 をご確認ください。
ハイライト¶
正式版¶
今回のリリースで以下の機能が実験的機能から正式版になりました。
破壊的変更¶
廃止情報¶
レガシーストリームを廃止しました
multistream
項目をウェブフック、ログ、API から削除しましたmultistream
をfalse
にして接続した場合バリデーションエラーになります
モード機能のウェブフック
session.vanished
を廃止しました
非推奨情報¶
2025 年 12 月リリース予定の Sora からウェブフックとログから
multistream
項目を廃止しますsora.conf
のlegacy_multistream_log
をtrue
にすることで 2024.2.x までと同様にログにmultistream
項目を出力しますこの項目は 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止します
sora.conf
のlegacy_multistream_webhook
をtrue
にすることで 2024.2.x までと同様にウェブフックにmultistream
項目を出力しますこの項目は 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止します
変更履歴¶
sora.conf¶
[CHANGE]
sora.conf
のlegacy_stream
を廃止しました[CHANGE]
sora.conf
のignore_session_vanished_webhook
を廃止しました[ADD]
sora.conf
に 2024.2.x までと同様にログにmultistream
項目を出力するlegacy_multistream_log
を追加しましたこの項目は 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止します
[ADD]
sora.conf
に 2024.2.x までと同様にウェブフックにmultistream
項目を出力するlegacy_multistream_webhook
を追加しましたこの項目は 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止します
API¶
レガシーストリーム廃止¶
[CHANGE] レガシーストリーム機能を廃止しました
multistream
項目をウェブフック、ログ、API から削除しましたmultistream
をfalse
にして接続した場合バリデーションエラーになります
[CHANGE] レガシーストリーム機能廃止に伴い Sora_20170814.StartForwardingRtp API の
connection_id
を必須にしました[CHANGE] レガシーストリーム機能廃止に伴い Sora_20170814.StopForwardingRtp API の
connection_id
を必須にしました
クラスターリレー多段機能¶
これは実験的機能です
今までのクラスターリレー機能は他のノードへの転送はクライアントが配信しているノードが担当していました。 この場合多くのノードにリレーが発生するとそのノードの負荷が高くなってしまいます。 そこで、ノードの負荷分散を行うためにクラスターリレー多段機能を追加しました。
クラスターリレー多段機能はデフォルトで有効です。
[ADD] クラスターリレー多段機能を追加しました
[ADD]
sora.conf
に sora_conf-legacy_cluster_relay を追加しましたデフォルトは
false
ですこの設定を
true
にするとクラスターリレー時に多段リレーを行わなくなりますこの設定は 2026 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止します
統計機能¶
[ADD] 実験的機能として GetStatsReport に Sora 内部で発生した遅延の累積値 (マイクロ秒単位)
total_sent_srtp_sfu_delay_us
を追加しました[ADD] 実験的機能として GetStatsConnection に Sora 内部で発生した遅延の累積値 (マイクロ秒単位)
total_sent_rtp_sfu_delay_us
を追加しました[ADD] 実験的機能として GetStatsClient に Sora 内部で発生した遅延の累積値 (マイクロ秒単位)
total_sent_rtp_sfu_delay_us
を追加しました[ADD] 実験的機能として 20171101.GetStatsAllConnection に Sora 内部で発生した遅延の累積値 (マイクロ秒単位)
total_sent_rtp_sfu_delay_us
を追加しました
帯域推定機能¶
帯域推定機能を追加しました、様々な情報を利用し帯域推定を行います。
以下を参考にしています。
RFC 8888 - RTP Control Protocol (RTCP) Feedback for Congestion Control
RFC 8869 - Evaluation Test Cases for Interactive Real-Time Media over Wireless Networks
RFC 8868 - Evaluating Congestion Control for Interactive Real-Time Media
RFC 8867 - Test Cases for Evaluating Congestion Control for Interactive Real-Time Media
RFC 8836 - Congestion Control Requirements for Interactive Real-Time Media
A Google Congestion Control Algorithm for Real-Time Communication
シグナリング通知 network.status に帯域推定結果を追加¶
これは実験的機能です
実験的機能としてシグナリング通知の network.status に帯域推定結果を通知する機能を追加しました。
これは受信者の帯域推定結果を通知するもので、送信者の帯域推定結果は通知しません。
そのため role
が sendrecv
または recvonly
の場合に有効になります。
[ADD] sora.conf に sora_conf-legacy_signaling_notify_network_status を追加しました
デフォルトは
false
ですこの設定を
true
にするとシグナリング通知 network.status のフォーマットを 2024.2.x までと同様にします
[ADD] sora.conf にシグナリング通知
network.status
の通知間隔を設定する sora_conf-signaling_notify_network_status_interval を追加しましたデフォルトは
10 s
です最小は
20 ms
で、最大は10 min
です
[ADD] シグナリング通知 network.status に
estimated_bandwidth
を追加しましたsora.conf の sora_conf-legacy_signaling_notify_network_status が
true
の場合に有効になりますこの通知は role が
sendrecv
またはrecvonly
の場合に通知します
サイマルキャスト帯域推定による自動 rid 切り替え機能¶
これは実験的機能です
実験的機能としてサイマルキャストに rid
を Sora 側で自動で切り替える auto
を指定できるようになりました。
この機能を利用することで帯域推定を利用する事で最適な rid
を Sora 側で選択するようになります。
[ADD] サイマルキャスト機能利用時の
rid
にauto
を指定できるようになりましたauto
を指定した場合、帯域推定機能を利用して最適なrid
を選択するようになります
[ADD] サイマルキャスト機能利用時の
rid
にnone
を指定できるようになりましたnone
を指定した場合、映像が配信されなくなります
ICE コネクションステート機能¶
[ADD] 認証成功時の払い出しに ice_connection_state_disconnected_timeout_ms を追加しました
[ADD] 認証成功時の払い出しに ice_connection_state_failed_timeout_ms を追加しました
[ADD]
sora.conf
に sora_conf-default_ice_connection_state_disconnected_timeout を追加しましたsora.conf
の ice_connection_state_disconnected_timeout は 2026 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止します
[ADD]
sora.conf
に sora_conf-default_ice_connection_state_failed_timeout を追加しましたsora.conf
の ice_connection_state_failed_timeout は 2026 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止します
WHIP/WHEP 機能¶
ブラウザから WHIP/WHEP を利用する場合は CORS (Cross-Origin Resource Sharing) の設定を払い出す必要があり、 検証用として Sora 側でも簡易的な CORS の払い出し設定を追加しました。
重要
プロダクション環境では NGINX などで CORS の設定をすることを強く推奨します。
[ADD]
sora.conf
にブラウザ向け Cross-Origin Resource Sharing の(CORS) 設定 sora_conf-whip_cors_origin を追加しましたデフォルトは未指定です
http://localhost:8080
や*
のように指定しますsora_conf-whip_cors_origin が指定されている場合、
/whip/:channel_id
に対して CORS を有効にしますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Origin
に sora_conf-whip_cors_origin の値を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Methods
にPOST
を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Headers
にContent-Type
とAuthorization
を設定しますPOST
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Expose-Headers
にLocation
と ``Link``を設定します
sora_conf-whip_cors_origin が指定されている場合、
/whip-resource/:channel_id/:secret/
に対して CORS を有効にしますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Origin
に sora_conf-whip_cors_origin の値を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Methods
にDELETE
を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Headers
にContent-Type
とAuthorization
を設定します
[ADD]
sora.conf
にブラウザ向け Cross-Origin Resource Sharing の(CORS) 設定 sora_conf-whep_cors_origin を追加しましたデフォルトは未指定です
http://localhost:8080
や*
のように指定しますsora_conf-whep_cors_origin が指定されている場合、
/whep/:channel_id
に対して CORS を有効にしますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Origin
に sora_conf-whep_cors_origin の値を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Methods
にPOST
を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Headers
にContent-Type
とAuthorization
を設定しますPOST
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Expose-Headers
にLocation
と ``Link``を設定します
sora_conf-whep_cors_origin が設定されている場合、
/whep-resource/:channel_id/:secret/
に対して CORS を有効にしますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Origin
に sora_conf-whep_cors_origin の値を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Methods
にDELETE
を設定しますOPTIONS
のレスポンスヘッダーにAccess-Control-Allow-Headers
にContent-Type
とAuthorization
を設定します