レガシーストリーム(非マルチストリーム)機能からマルチストリーム機能への移行

重要

レガシーストリーム機能は 2025 年 6 月リリースの Sora にて廃止します。

シグナリング接続時に "multistream": false を指定した機能をレガシーストリーム機能としました。

なぜレガシーストリームを廃止するのか

レガシーストリーム機能は 10 年以上前の WebRTC の初期の仕様に基づいて開発されたため、 現在では時代遅れとなっています。

マルチストリーム機能は WebRTC の最新仕様に合わせて開発され、 より柔軟な配信や視聴ができます。

レガシーストリームでは実現こんなな機能増え、維持コストも高くなってきています。 また、レガシーストリーム似ている仕組みである WHIP/WHEP への対応を行いました。

レガシーストリームの役割は終了したと考え、 2025 年 6 月に廃止させていただきます。

不明点などはサポートまでお問い合わせください。

レガシーストリーム機能ではできて、マルチストリーム機能ではできないこと

視聴側の SDP 再交換を発生させずに、同一メディアストリームでストリームを受信できる

マルチストリームでは配信者が切り替わるたびに SDP 再交換が必須となります。 このため、挙動が大きく異なりますので注意してください。

変更点

参加/離脱の挙動

これまで視聴側は SDP 一度だけ交換するだけでしたが、 マルチストリーム機能では配信者が切り替わるたびに SDP 交換が必要となります。

マルチストリームでは新しく配信者が参加したタイミングでストリームやトラックを追加する処理が必要になります。 同じように配信者が離脱したタイミングでストリームやトラックを削除する処理が必要になります。

複数配信のサポート

レガシーストリームでは配信者は常に 1 つでしたが、マルチストリームでは複数配信することができます。

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